与那国では、旧暦10月の庚申から甲申の25日間、島に神々を迎える最大の神行事、マチリが執り行われます。古より、この期間は「血の汚れ、死の汚れ」を避けるため、マチリに関わる人は、四つ足動物(牛、馬、豚、山羊等)の肉食をしてはならない、法事家(葬式、法事)に行ってはならない、出産したお家に行ってはならない、お産した女性や、生理になった女性も集落の拝所に入ってはならないなど、厳しいしきたりが守られてきました。DiDi与那国交流館では、このようなしきたりを伝統文化として尊重し、当館食ラボのテナント「食楽工房おくや」さんにご協力いただいて、館内ではマチリ期間中、メインディッシュに牛肉や豚肉を使わない、鳥や魚を中心としたお弁当を販売しております(通常のお弁当は、祖納集落の前原商店と﨑原商店に卸しています)。

マチリなどの伝統行事にご関心のある方、しきたりを気にされている方、どうぞDiDi与那国交流館内「食楽工房 おくや」をご利用ください。